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映画「ノルウェーの森」★★ [文化・芸術・宗教など]

借りて来た「ノルウェーの森」を見た。

松ケンと凛子がメインキャストである。

比較的原作に忠実に仕上がっている。

しかし、時代背景の説明が、初めて村上春樹に接する若い人には、分かりづらだろうと感じた。

また、村上春樹の解釈が私とは違うせいだろうが、彼の持つ軽快な側面が、表現されておらず、映像面でも、R18指定を避けために、俳優の台詞でカバーしようとするところが目立ち、インパクトのない濡れ場にならなかった。

あえて極論すると、若いときに小説として読んだイメージ打ち壊すことが意図されたのかもしれない。

これが、「サード」や「18歳、海へ」などのにっかつ青春映画の時代に作られていたら、もっと、インパクトのある作品に仕上がった気がする。

期待していただけに、映像面での物たりなさが目についた。

逆説的だか、現代の世相の感情とは、調和的な気がする。
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