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人形の家 効果 [政治・経済・社会]

「人形の家」と言うと、弘田三枝子の歌を想い浮かべるひとも多いだろうが、それに「効果」が着くと、イプセンの戯曲のことを想起するかもしれない。
ただ、財政学、とりわけ、租税論の中の所得税を論ずる中での、所得控除、その中の配偶者控除の弊害を論ずるときに、比喩として取り上げられるものである。
私の妻も働いているので、私は、配偶者控除を使う余地がない。
働くと言っても、妻がいわゆるサラリーマンの場合に問題となる。
年間給与収入が、103万円を超えると、ご主人は、配偶者控除が受けられない。限界控除方式の配偶者特別控除は、ここでは触れない。
社会保険の130万円の壁もあるが、これも問題である。しかし、これは年金制度とかかわっているので、複雑になるので、これについても触れはないことにする。

要点を述べると、奥さんが103万円以内で働こうというインセンティブに影響されるため、能力があっても、パートぐらいしか仕事がないときに、たとえば、東大なんかを出ていると、採用する側も二の足を踏むこともあろう。

ともかく、ご主人の税金の税率が高いとき、一般には、103万円以内で働いた方、世帯全体での税額が増えないために、奥さんの労働へのインセンティブが阻害されるのが、一番の問題である。



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