知恩院の御影堂は、みえいどう 西本願寺は、ごえいどう [文化・芸術・宗教など]
平成23年12月18日に知恩院に行ったとき、たまたまお坊さんがぎょうさんおられたので写真に納めました。
そのとき、「御影堂」のフリガナが、「みえいどう」となっているのに気づきました。
ずっと「ごえいどう」と思っていたので、なぜ間違えたのだろうかと思い、インターネットを検索していると、西本願寺では、「ごえいどう」と読むらしいことがわかって、そのためなのだろうと思われました。
京都駅前のヨドバシカメラが、丸物百貨店だったころから本願寺に連れられていった記憶があるので、 そのときの刷り込みでないかと思われます。
ダーレン・アロノフスキー監督、映画「ブラック・スワン」ナタリー・ポートマン主演 [文化・芸術・宗教など]
土曜日に、映画「ブラック・スワン」を見た。
自らの妊娠のためにバレリーナをやめたと思われる母とその娘であるバレリーナ(ナタリー・ポートマン) の二人の関係と、バレー劇団での人間関係を交錯させるように描いたスリラーである。
まず、ナタリー・ポートマンの家は、裕福とは思えないアパートで暮らしている。しかも、父親がいないらしい。
やや複雑な、しかし、現実にはよくありそうな母=娘関係を背景にしつつ、プリマドンナに抜擢され、その役柄を演じるために必要なエロスへの関わり中で、人格が壊れていくバレリーナを描いている。
母=娘関係の「病理」については、「母が重くてたまらない」などの書物で知られる信田さよ子先生などにより、わりと取り上げられるようになってきた。
最近、前掲書に引き続き「さよなら、お母さん 墓守娘が決断する時」という書物も出た。
ある種の「病気チックな関係」からは、何らかの方法で逃れねばならないのだろうと思われる。
考えさせられる映画であった。
映画「ノルウェーの森」★★ [文化・芸術・宗教など]
松ケンと凛子がメインキャストである。
比較的原作に忠実に仕上がっている。
しかし、時代背景の説明が、初めて村上春樹に接する若い人には、分かりづらだろうと感じた。
また、村上春樹の解釈が私とは違うせいだろうが、彼の持つ軽快な側面が、表現されておらず、映像面でも、R18指定を避けために、俳優の台詞でカバーしようとするところが目立ち、インパクトのない濡れ場にならなかった。
あえて極論すると、若いときに小説として読んだイメージ打ち壊すことが意図されたのかもしれない。
これが、「サード」や「18歳、海へ」などのにっかつ青春映画の時代に作られていたら、もっと、インパクトのある作品に仕上がった気がする。
期待していただけに、映像面での物たりなさが目についた。
逆説的だか、現代の世相の感情とは、調和的な気がする。
最近観た映画やドラマ [文化・芸術・宗教など]
テレビドラマの「ドンキホーテ」は、児童相談所を舞台に、ヤクザの親分と児童福祉司の人格が入れ替わって松田 翔太と高橋 克実が活躍する人情ドラマである。それと、「アリアドネの銃弾」が、前作に引き続き面白い。
絶対零度は、上戸彩ファンとしてみているが、前作の江ノ島水族館を背景にした 流れ星 のような恋愛もので無いので、目がウルウルすることもない。
ブルドクターも、江角マキコが目立つのはやむないとしても、ぁまり面白い感じがしない。
たくさんのドラマは、どうせ全て見られないので、本数をへらして、カタルシスのあるものを作って欲しい。
また、商業主義から無縁であるはずのNHKのドラマも、たまにしか面白いものがない。
NHKスペシャルぐらいしか評価出来ない。
NHK こころの時代 古賀正一さん、山浦玄嗣さんの回を視聴 [文化・芸術・宗教など]
ミニスカ 生足 ノーチラリズム 到来か? [文化・芸術・宗教など]
ファッション業界の一端を知っていたものとしては、正確な話ではないですが、たまに、デザイナーさんたちを含むひとたちのもくろみと、社会の事象がシンクロしてしまうことがあります。
今年の春先から目を引くのは、ミニスカ+生足。
節電や超クールビズなどにはもってこいの出で立ちなので流行るかもしれません。
ただ、ミニスカと思っていたら、よく見るとホットパンツのことが多いので、注意が必要です。何の注意やねん?
ミニスカ発祥の地、イギリスでは、嘘か本当か知りませんが、子供服にかけられる付加価値税(日本での消費税)が、軽減税率だったため、子供用のスカートを大人がはくようになったのだということです。食料品を含む日常生活用品に軽減税率を取り入れた消費税制度も考えられていますが、このように、カテゴリーで商品を区別しようとしてもなかなか困難な面も多いと言うことです。
また、いわゆるイギリスの凋落、つきつめれば、長期不況が続いた結果、生まれたファッション文化で、よくミニスカが流行ると、景気がよくなると言われますが、それは、日本で、ツイギーが登場した頃と、いざなぎ景気がシンクロしたためだろうと思われます。
でも、ツイギーの祖国では、いわゆるイギリス病が進行しつつあった時期でもあり、長期にわたる景気停滞に苦しみ、いまも苦しんでいる国であることのほうが重要です。
今回の原発事故により、「想定外」が許されるような社会風潮を政府がもたらすとすれば、日本病を克服できずに終わってしまうかもしれません。
そうさせないためにも、今一度、原理原則を確認しておく必要があろうかと思われます。
平成23年度4月期 テレ東「鈴木先生」とテレビ朝日「ハガネの女」 [文化・芸術・宗教など]
テレ東「鈴木先生」とテレビ朝日「ハガネの女」は、いわゆる教師ものである。金八先生を除くと、天海祐希主演の「女王の教室」が秀逸で、前回のクールでの教師ものと同様に、内容もいまひとつという印象がある。
教師ドラマは、やはり主演の俳優の演技にかかっているように思う。
吉瀬美智子は、前回の「ギルティ」では、刑事役としてふさわしい感じがしたが、そのイメージもあって、ちょっとなじめない感じがする。
平成23年度4月期 NHKドラマ「マドンナ・ヴェルデ」とTBSドラマ「生まれる。」 [文化・芸術・宗教など]
まだ、最初なので、これからの展開が待たれるところだが、私にとっては、両者ともあまり関心のないものである。私には、子どもがいないということもあるのだろうが、不妊治療はともかく、「代理出産」まで本当に必要なのかという疑問はぬぐいきれない。生殖医療の発達は、それぞれが考えねばならないテーマではあるが、遺伝的負因を背負わされた人の出産などの問題を考えると、人間の自由と自制と、国家による少子化対策や優生保護などとパラレルであるようにも思える。
今後の展開が期待されるが、せっかく、堀北真希が出ているにもかかわらず、何でこのドラマなのかと思ってしまう。