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放送大学「精神分析とユング心理学」試験対策 #ouj [放送大学]

大学の試験というのは、論述式かレポートしか経験していなかったので、択一式には、参った。印刷教材でも、放送授業でも述べられていることだが、たぶん、通信指導や自主学習のような問題がだされるのだろう。

たとえば、次のような感じだ。

問1 次の選択肢の中から不適切と思われるものはどれか。

1.土居健郎が「表と裏」で表現しようとしたのは、ユング心理学でいうところの「ペルソナとゼーレ・ソウル」とパラレルな関係にあるといえる。
2.土居健郎は、「表と裏」論で、「裏」に対応する欧米語はないとしているが、それは「Back」といえるかもしれない。
3.河合隼雄は、ユング心理学を日本に導入するに際し、単なる翻訳でなく日本人の心理臨床に合うように理論を組み立てたため、「ペルソナとゼーレ・ソウル」という関係軸を「ペルソナとアニマ・アニムス」という構図で説明している。
4.昔話にある「姥皮」は、女性のペルソナの問題を取り扱っていると理解でき、そこからペルソナは一種の仮面に過ぎないといえるだろう。
5.フロイトも、自著の中で「ゼーレ」という言葉を使っており、また、ユングもゼーレを英語での著作においてアニマとするなど不思議な混乱が見られるといえよう。

そもそも、ユング心理学はクリアカットな学問でないことは覚悟していたが、学習するとなると、そうとう大変だと思われる。しかも、それは、比較の問題であって、幾分、システマチックに見える精神分析学も、電流がこちらから向こうに流れたら右向きの磁界が生じるというような覚えやすいものでないことは、これをお読み頂いた方には理解して頂けるのではないかと思われる。

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