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一般科目「人格心理学」とフェイスブック #放送大学 #ouj [放送大学]

放送大学のフェイスブックの参加者は、次第に増えているようである。しかし、岡部学長先生は、ご自身のフェイスブックは、学生との関わりには使わない旨を述べられているようだ。

わたしも、どうするか検討はしているのだが、ビジネスで使っている人も多いみたいだし、ちょっと戸惑いがあるのが正直なところだ 。

この「人格心理学」の放送授業は、多方面の学問的世界に開かれるように講義されているので、話題が多岐にわたる。

何回目かの授業で、確か「存在と時間」を著したハイデガーの名前が出てきたとき、何でもよく知っておられる先生だなあと感じた。

1回から14回までの授業は、ある意味で「推理小説」を連想されるようなところがあって、15回の授業で、種明かしがなされることになる。

また、最終回の「携帯端末」などの出現後の「人格」に関する考察は、興味深い。

前期の「生涯学習と自己実現」の最後の対談で、先生が、わたしは携帯を持たないんだとかおっしゃったり、「精神分析とユング心理学」の先生が、ニューメディアへ消極的姿勢を示されていたのとは対照的である。

大山先生は、ウィニコットの対象関係論との関係で、幼児の特定期における特定行動と、携帯でつながることの心理学的意味の違いに言及し、現在では、様々な人格を臨機応変に使えるものが、ある種の不安解消行動を取りやすく、そのことが、逆に、昔では考えられなかった現象を引き起こしているとされる。

フェイスブックは、ツイッターと違って、ひとつのIDで運用しないといけないので、アメリカ的な文化においては、たぶんなじむのだろうけれど、日本で、外面と内面を使い分けているものにとって、使いにくいものである。

 かならずつながるケイタイになれた人にとって、アマチュア無線の通信のように、知りあいの局が出てくるかどうか分からないときに、なじみの声で呼ばれたときのうれしさなどは、ちょっと想像が付かないのかもしれない。

 

 


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