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生命保険や年金保険のプラン変更の相談に思うこと #ouj #放送大学 [ライフプラン・保険・投資・金融]

景気も悪い状態が続いていて、保険料を払うのが負担になってきているひとも相当多くなっているようだ。 

そのせいか、自営業や親族経営の中小企業の社長さんから、生命保険の見直しの相談を受けることが、徐々に増えてきている。

たいていは、保険の見直しも保険会社の担当者とのやりとりで行われてきたものだが、生保の会社の担当者は、金融証券業界にも言えることだが、よく入れ替わりがある。

前任者の話と、新任者のアプローチとの整合性がとれていないとき、不信感が生まれて、我々のもとに相談に来られる。

これが、結構やっかいで、複雑な組み合わせの保険だと、保険証券だけでは、どういうものなのか、すぐには分からないし、しかも、そういうのに限って、担当者のおすすめ商品であったりして、肝心のライフプランに合っていないものが多く見られる。

 私は、自分で保険商品を売っているわけでもないので、積極的には関わりたくないのだが、相談されると、それに応えたくなるのは、好奇心が旺盛なせいなのか。

実際には、保険だけを見ていてはダメで、総資産を洗い出して、土地のような流動性の低いものだと、確かに今から売却するとなると、損失が発生するケースが多いのだが、現状の経済情勢を鑑みるとき、売れるのであれば、売り時かもしれない可能性がある。とくに、その土地が遠距離にある場合は、保有コストを考えると、売り払って、現金で持っておくとかしたほうが、いざというときに役に立つこともあるであろう。

全体像を示してから、こういう危機に対しては、この資産を当てるとか、具体的に説明すると、必ずしも、生命保険への依存は必要ないことも分かることも多い。

実際に、不必要な金額の死亡保険金のために保険料が高くなっていることもある。

それと、消費者に一番必要な考え方は、確率論的なリスクの評価にかかるものだろう。

生命保険自体が、確率論的な基礎に成り立っている商品なので、リスクが、それほど高くない場合は、虎の子さえあれば、それを当てる方が、結果的には、保険料が安く済むことに依るメリットもあるかもしれない。

人生は、自分が考えているように生きたいと努力していても、いろんな突発的事情や経済環境の変化により、途中で断念したり、もう少し早くやりたいことも先送りせざるを得ないことが多々ある。

そういうリスクをひどく恐れるのは、現在の生活を維持したいとか、よりよい未来にしたいという、強い願いがあるからだろう。

たとえば、世間の目だとか体面だとかにとらわれてしまう自分の「こころ」に関係することなのかもしれない。

 還元主義的に見えるかもしれないが、このような観点の存在が、心理学に興味がある理由のひとつである。


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