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夢のまた夢 [日常雑感]

私が、子どもの頃初めてアマチュア無線(ハム)というのを知ったのは、たぶんテレビドラマ「海底人8823」(カイテイジンハヤブサ)であったと思われる。その中で、HFのリグと竹竿アンテナを用いた子ども同士の交信場面があった。
もう小学生であったので、いわゆる直観像記憶力は失われていたため、鮮明な記憶ではないが、初めて、ラジオの箱の中を見たときと同じ驚きと感動があったので、覚えているのだと思う。

いつの日にか、こういうのをやってみたいと思いつつ、人生の終わりに向かおうとしている。

葬式や供養という言葉や親戚や知人の葬儀や法事にもでてきたが、50代半ばにして、ようやく、この儀式の意味が体感できるようになってきた。

おそらく、広い土地を今後買うこともできないだろうし、ましてや、タワーを建て、大きな八木アンテナをあげることもないであろう。リグは、また、買い換えるかもしれないが、いわゆるシャックというか、無線室を作って、それをCQ誌に取り上げてもらうこともないであろう。

それにサイクル24はないかもしれない。来ないかもしれない。もし今がサイクル24だとしても、たとえば、6mを毎日ワッチできるわけでもないから、たまたまの休日に運良くコンディションがよくない限り、思うような交信は不可能であろう。

そういうのは、やはり口惜しいし、いろいろと悔いは残るかもしれない。いや、たぶん残るのだと思う。

このような想念が、成仏したくとも現世に未練を残しめ、なかなか成仏できなくするのだろうと考えた。

残された遺族や様々な人が、供養する意味は、そういうところにあるのだろうと最近思うようになった。


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