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ダーレン・アロノフスキー監督、映画「ブラック・スワン」ナタリー・ポートマン主演 [文化・芸術・宗教など]

土曜日に、映画「ブラック・スワン」を見た。

自らの妊娠のためにバレリーナをやめたと思われる母とその娘であるバレリーナ(ナタリー・ポートマン) の二人の関係と、バレー劇団での人間関係を交錯させるように描いたスリラーである。

まず、ナタリー・ポートマンの家は、裕福とは思えないアパートで暮らしている。しかも、父親がいないらしい。

やや複雑な、しかし、現実にはよくありそうな母=娘関係を背景にしつつ、プリマドンナに抜擢され、その役柄を演じるために必要なエロスへの関わり中で、人格が壊れていくバレリーナを描いている。

母=娘関係の「病理」については、「母が重くてたまらない」などの書物で知られる信田さよ子先生などにより、わりと取り上げられるようになってきた。

最近、前掲書に引き続き「さよなら、お母さん 墓守娘が決断する時」という書物も出た。

ある種の「病気チックな関係」からは、何らかの方法で逃れねばならないのだろうと思われる。 

考えさせられる映画であった。 

 


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