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「人格心理学」 類型論とスティーブ・ジョブズ #放送大学 #ouj [放送大学]

無線の試験勉強もあるのだけれど、関心の6割ぐらいが、今回受講している「人格心理学」に向いてしまっているので、どうしたものかと思ったりします。

iPhoneは、昔あったポケットコンピュータとは、全く違っていて、ソフトとハードが一体化しているところが、最大の特徴なのでしょう。

たとえば、「週刊ダイヤモンド」の先週号でスティーブ・ジョブズについて特集が組まれているし、書店にも、彼に関連する雑誌や書籍が並んでいます。

わたしは、簿記などを習うため、大学卒業後、某経理学校に入ったのですが、どっちみち、お金を出してもらえるのなら、鍼灸マッサージの学校か、コンピュータ専門学校に行きたい気持ちもありました。鍼灸の学校は、医療系と言うこともあり、かなり学費も高く、即座にあきらめたのですが、ラジオをはじめとする電子的機械への興味は、なかなか捨てきれずにいて、もし、将来設計について父を説得できていれば、別の人生を歩んでいたかもしれません。

ビル・ゲイツとジョブズは、異なるOSで、パソコンを身近なものにしてしまったので、いつも気になる存在でした。

人間は、できれば、好きな仕事をするに越したことはないのです。

しかし、現実には、様々な制約もあり、お金がないと生活していけないので、とりあえず、お金がえられる方向に進んだのです。

ただ、仮に仕方なしにでも、その時その時の現実で、何かを学んでおれば、よかろうと専門学校に入ったのですが、とくに、このような学校のように実務的なことを教えてくれる学校は役に立ちました。

私が、小学校の時から過ごした京都市伏見区は、工場などに勤める人も多く、大学進学率も京都市中京区から上の方のエリアに比べると低かったのが現実でした。

わたしは、自分の夢を貫くような生き方が出来ないのは、ひとつには、社会的制約と、それ以上に、性格に起因するところが多いことに悩んでいました。

なので、たとえば、青春出版社からでていた「自己啓発」本や、もう少し理論的に知りたいと思いフロイトやユングに関する著書は、よく買っていました。

とりわけ、ユングの「類型論」には、私自身、内向的な性格でもあったので惹きつけられました。しかしながら、たぶん、当時でも体系的な教科書もあったのでしょうが、「人格心理学」というような体系を持った本を読んだことがなかったので、こういう「類型論」を知ることは、何に役立つのだろうという疑問がつねにありました。

本講義では、オルポートの定義からはじまり、大山先生独自の展開ではあるものの、各論の位置づけもだいたい分かったし、疑問を解くヒントは得られたように思います。

いくらDNA解析が発達しても、環境要因が、各個体で違っている限り、氏より育ちという側面は無視し得ないでしょう。

たとえば、ユングにおける類型論では、外向性と内向性という軸があり、優越機能と劣等機能という軸があります。

ジョブズは、外向的直観的機能が主機能としてあって、思考がそれを補っていたと見えるのですが、たぶん、彼がデザインにこだわっていたことから、感覚的機能も優れていたのではないかと反論されるかたもおられましょう。

でも、思考タイプにおける美意識が、特定のもに強く集約されることを思うとき、思考的直感タイプと思われてならない。

彼の人生での躓きがなければ、iPhoneも今の時代に花開くこともなかったかもしれないと思われてなりません。

ただ、皮肉にも、便利ではあるが、母子一体的ステージに引き留めようとするケイタイやスマートフォンの存在は、幼児がお母さんのから片時も離れられない状態から、お母さんの代替物で不安が解消され、一人でいられる能力を獲得する能力を殺いでしまうかもしれない個々人を生んでいます。

いつでもケイタイでつながっていないと不安であるとか、必ず特定の誰かにいつでもアクセスできる環境による制約ができたことによって、 孤独でいたくても、それを許さない社会が生まれてしまうとしたら、私にとっての脅威となることでしょう。

ジョブズ氏の伝記が出れば、また、検討してみたいと思っています。 


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